こんにちは!「エンジニア会社員から独立して個人事業主に転身し、料理ブログ/SNSとの複業」、さらに「マイクロ法人も設立して個人事業主との二刀流」を運用しているN美です。
ブログ/SNSのアフィリエイトで収益が出るようになったので、会社員よりも個人事業主の方が相性よさそうだと思い独立、さらにマイクロ法人を設立したほうがもっと相性よいと考えて行動しました。
実体験を踏まえた情報を、どこよりも詳しくお届けします!
N美の情報
- 43才 / 男 / 個人事業主
- 2023/7に会社員を退職 2023/6に個人事業主として開業
- システムエンジニア歴20年近く(最近はスマホゲーム開発がメイン)
- 主な使用言語はPHP、技術力は高くないが丁寧にやり切るタイプ
- 会社員時代は年齢相応の年収
- 中学以降30年間病欠ナシの健康オタク
- 健康オタクをこじらせ、ZENBマニアというZENBヌードルに関するブログを運営するブロガーでもあり
ZENBさんの公式アンバサダーというインスタグラマーの顔もある
伝えたいこと

フリーランスエンジニア
- エージェントは業界No.1のレバテックを利用
他にもいくつか候補はあったが、最初の面談の対応が良かったのと、複数利用するのは面倒だったので、レバテック1本にした - 最初の案件は会社員時代の有休が2か月分近くあったのでゆっくり選んだ
単価高めで選んだので候補は多くなかったが、契約を結ぶことができた - できればリモートが良かったが、リモートは単価が低くなりがちだった
3年間リモート引きこもりだったので通勤するのも悪くないと思い決断した
結果的に収入UPと引きこもりからの脱却につながって良かった - 準委任契約(特定の成果物を納めるのではなく、時間が成果)
個人事業税を払わなくてよいメリットがある - 会社員時代に比べ、良いことしかなかった
- メンバーのサポートが不要
- 有休がないと言われるが140h~180hの間なら売上変らないので平気で休める
- 年収アップが楽
- 180h超えたらちゃんと残業代が出る
- 底辺エンジニアでも仕事が山のようにあるので食いっぱぐれることはない
- 巡り合わせで高単価案件に潜り込める
- ストレスフリー
- 目標を立てたり成果報告をする必要がない
- 社内のイベントや無駄な付き合いに参加する必要がない
- 責任が小さくて済む
- パソコン持って帰って監視とか
- 業務時間外にslack飛んできたり障害メール着て対応とか凄いストレスだった
- 最低限の責任で多くの収入を得られる
- 色々不安
- 人脈は別になくても良い エージェントが探してきてくれる
節税知識UP
- 税金知識、必要に迫られるので積極的に勉強することになり、今までの無知を悔やむことになる
マイクロ法人も検討中
- 社会保険料等を節税するのに効果的と聞いている
- 万が一、本業と副業を足して年収1000万を超える場合、所得を個人事業と法人で分散して1000万以下に抑えることで消費税の支払いが不要になる
- エンジニアと料理系ブロガー/インスタグラマーなら事業が被っていないので可能
- 法人を作るのと経理や確定申告が面倒になりそうなのがボトルネック
- 法人の代表取締役を名乗れる
退職前に作成しておいたもの
会社員という信用があるうちに口座やクレカを作っておくことはMUST!
参考までに私が作ったものを載せておきます
事業用の銀行口座作成

- 住信SBIネット銀行など
- エンジニアの収入、ブログの収入はすべてこの口座に振り込まれる
- 経費はすべてこの口座から支出される
- プライベートの取引は一切行わないようにするとfreeeへの登録管理が楽
事業用のクレカ作成

- 三井住友カード ビジネスオーナーズなど
- ATM入出金5回と他行宛振込5回が無料なのは有難い
- 銀行カード無しでアプリを使った引き落としが可能なのも嬉しい
- 事業用の銀行口座(住信SBIネット銀行など)から引き落とされるようにしておく
- プライベートの取引は一切行わないようにするとfreeeへの登録管理が楽
事業用のQR決済

- paypayなど
- 現金orQR決済しかできない場合、QR決済しかできない場合に使用
- 事業用のクレカ(三井住友カード ビジネスオーナーズなど)に紐づけておく
- 事業用の携帯を作っておくことで、個人のQR決済と混同せずに運用できる
事業用の携帯
1つの携帯でプライベートと事業のものを分けて管理するのは面倒
例えば以下
- 電話番号
- メールアドレス
- QRコード決済
- 銀行口座
「事業の買い物をプライベートのQRで決済してしまった」というようなミスも減る
2台持ちにして完全に独立させた方が楽に運用できる
AmazonBusiness

- 事業のAmazonでの購入は個人と分け、AmazonBusinessを利用すると運用が楽
- 個人がAmazonPrimeなら無料でAmazonBusinessもPrime化できる
- 事業用のクレカ(三井住友カード ビジネスオーナーズなど)から引き落とされるようにする
会計ソフト

- freee会計、個人事業主ならスタータープラン、マイクロ法人はミニマムプラン
- 最初の1ヵ月は無料
- 年額プランなら2か月分お得
- 月の途中で有料プランにしても課金タイミングから1ヵ月なので、課金したいタイミングですれば良い
- 割引クーポンでお得に利用できます
退職する会社との間でやっておくこと

- 源泉徴収票
- 年の途中で会社員から個人事業主になった場合、確定申告で必要になる
- 所得控除の額の合計
- 雇用保険被保険者資格喪失確認通知書
開業
やることは意外と少なく、これだけで開業となる
- freee開業で以下を作成
- 開業届
- 所得税の青色申告承認申請書

- 税務署に提出
- 開業日はいつでも良い(過去日でも退職前の日付でも良い)
- 開業日以降の支出が経費になる
- 開業日以前の支出が開業費になる
経費

とにかくやっておくこと
- 領収書保存
- 事業の支出をスプレッドシートに記録
- 事業クレカ、事業クレカに紐づいたQRで支払い
- プライベートの現金で支払ってもスプレッドシートに記録しておけばOK
freee会計へ取引を登録
- 事業クレカ、QRで支払った分は同期で取り込める
- プライベートの現金で払ったものだけ手動で登録
エンジニアと「ブログ&インスタ」で経費を合算して節税
本サイトの肝
これに関する具体的な情報がネットで見つからなかった
なので、このブログを書こうと思った
エンジニアのみだと個人事業主になっても経費が少ない
収入の少ないブログやインスタ活動の支出分の経費と合算することで効率よく経費にできると考えた
(例)
- エンジニア収入600万 経費100万 課税所得 500万
- エンジニア収入580万 経費100万
ブログ・インスタ収入20万 経費50万 合計課税所得 450万
そんなのアリなの? と思う人もいるかもしれませんが、税務署で税理士に電話して確認したのでOKなのは間違いない
「収益のための支出は経費」というルールにも則っている
複数の事業を1つにまとめて問題ないかとうい所だけがずっと気になっていたが、確認をとれた
エンジニアって何が経費なるの?

私の場合はこんな感じ
勘定科目もつけておきますのでブックマークしておくと便利です
経費になるもの | 勘定科目 |
交通費 定期代 駐輪所代 | 旅費交通費 |
書籍代 | 新聞図書費 |
電気代 | 水道光熱費 |
インターネット代 携帯代 会計ソフト オンラインのソフト | 通信費 |
仕事関係の飲み会代 | 交際費 |
事務用品 オフラインのソフト パソコン | 消耗品費 |
カフェ代 | 会議費 |
パソコン代 | 工具器具備品 |
火災保険 | 長期前払費用 |
住宅ローン利息分 | 支払利息 |
ガソリン代 | 車両費 |
料理ブログ&料理インスタって何が経費になるの?

追加で経費にできるもの
自分の趣味を経費にできるのは嬉しいですよね
経費になるもの | 勘定科目 |
関連する料理の材料 | 材料費 |
iPad | 工具器具備品 |
カメラ | 工具器具美品 |
ガス代 水道代 | 水道光熱費 |
関連する飲食 | 研究開発費 |
関連する旅費 | 旅費交通費 |
自動車税 | 租税公課 |
税金

所得税
- 会社員から個人事業主になってもやることはナシ
- 2月の確定申告をしっかり行うのみ
- 振込用紙が来たら支払う
住民税
- 会社員から個人事業主になってもやることはナシ
- 振込用紙が来たら支払う
個人事業税
- 客先常駐エンジニアなら0円
- 支払いが来ても説明すれば払う必要なし
消費税
- 年収1000万以下なら0円
保険
- 社会保険から国民健康保険に切り替え(他にも選択肢アリ)
- 行政サービスセンターで申込
年金
- 厚生年金から国民年金+付加年金に切り替え
- 付加年金は400円/月、2年で元が取れるのでやらない理由なし
- 行政サービスセンターで申込
節税

iDeco
- 最大68,000円/月、全額控除
- 付加年金加入時は67,000円が上限なので注意(68,000円で提出すると差し戻されて2度手間)
- 年払いも可能だが、ドルコスト平均法を考慮して月払い
- 金額変更可能
- 商品はSBI証券にて、S&P500とオルカンを半々
- 事業口座ではなく個人口座振替
- 1月が初めての引き落としの場合、12月に2か月分口座引き落としが発生した
この際、ぱっと見「コクミンネンキンキキン」の引き落としに見えるので混乱した
詳細を見たら「カクテイキョシュツネンキン」の引き落としだと分かった
国民年金基金
- iDecoと合わせて最大68,000円/月、全額控除
- iDecoの方が破綻するという噂もあるためやらない
小規模企業共済
- 所得控除最大70,000円/月
- 11月に年払い(余裕がなければ金額変更可能なので年末近くが良い)
- 事業口座ではなく個人口座振替だがネット銀行不可なので注意
経営セーフティ共済
- 開業して2年目から利用可能
- 出口戦略が面倒なので優先度低
その他の節税関連

積み立てNISA・新NISA
- 即効性はないが非課税投資が可能(利益分の税金がとられないのでお得)
- 2023年までは40万/年を続けていた

- 2024年から新NISAを始める
- 積み立て投資枠(120万/年)、成長投資枠(240万/年)、頑張って1800万の枠を使い切ることを目標にしておく
ふるさと納税

- 住民税の前払い
- 課税所得を自分で計算し、精度高く上限額を判断できるようにしている

- お買い物マラソンとの相性が良いので、楽天ふるさと納税を利用
確定申告に向けて
freee会計へ取引を登録
- 前述もしているが、まずはこれ
- 2000円割引クーポンでお得に登録できます
固定資産を登録
- カメラやiPadは開業前から使っていたので、業務転用時の未焼却残高が必要になる
freee会計を使っても、これは自力で算出する必要がある
調べながらス、プレッドシートに計算式を入れながら頑張った

持ち家
- 利息分だけ業務転用時の未焼却残高を算出してfreeeに登録
火災保険
- 建物部分だけ業務転用時の未焼却残高を算出してfreeeに登録
車
- 耐用年数を超えていたので固定資産にしなかった
カメラ
- 耐用年数以内だったので業務転用時の未焼却残高を算出してfreeeに登録
ipad
- 耐用年数以内だったので業務転用時の未焼却残高を算出してfreeeに登録
開業費
- 開業費も固定資産として登録しておくとか
その他
- 開業後に購入したものは素直に固定資産として登録していく
固定資産台帳
- freeeの固定資産台帳から登録

- こんな感じ

開業費を登録
- 確定申告に乗せるのは収入が高くなる年度にすると良い
私は2年目に乗せることにしている - 開業のために使った費用は全てスプレッドシートに記録しつつ、レシートを取っておく
それを合算したものが開業費となる - freeeの開始残高の設定から登録する

- 開業費として勘定科目ごとに登録する
画像からだとわかりづらいが、「開業費」の内訳が「会議費~新聞図書費」

按分
- 仕事に関連しているモノを全てリストアップして按分率を決定
- 自宅関連の按分率は「1週間の内、何割を事業に費やしているか」で算出
- 車関連の按分率は使用回数の割合で算出
- 携帯は事業用とプライベート用で分けているので按分率100%

- freeeの家事按分から登録

- 勘定科目・品目名ごとに按分率を設定

- あとは登録した勘定科目・品目名で取引登録すれば勝手に上手くやってくれる